ideaのカットの話
ideaのカットテクニックの考え方をご紹介します。
髪質/毛流れ/髪癖を踏まえ、丁寧に無駄をそぎ落としていく計算されたカット技法を基本としています。
顔回りや特に重要な《横顔/首筋/鎖骨など》をキレイに魅せることにこだわり、どこから見ても美しいスタイルを創りあげます。
それらを実現するための理論として、
下記の理論を基に、ideaスタイリストの感性を活かしヘアデザインに落とし込みます。
①フォルムコントロール イメージ通りのフォルム・バランスを実現するためのテクニック&理論
G(フォルムにウェイトを作り、重さや丸みを出すテクニック)と、L(フォルムをタイトにして、軽さや動きを出すテクニック)を、
自由自在にコントロールすることで、
「似合わせ」「再現性」「持続性」を兼ね備えたハイクオリティーなヘアデザインのベース作りを行うことが出来るのです。
②ゾーン・セニング
髪を削ぐ(セニング)際に、セニング・シザー(すきバサミ)を使用しません。
セニング・シザーの刃は直線的なため、頭の丸みに対して不必要な部分も切ってしまう恐れがあり、髪を汚してしまうのです。
素材補正を目的とし、頭を各パーツに細分化、各ゾーンに対してカット(インナー・セニング※1)をしていくことで、
日本人特有の髪質と骨格をカバー、奥行き感のある立体的なヘアデザインを可能にします。
※1 インナー・セニング 毛量調整・造形調整・質感調整を同時に行えるテクニック